ポテトチップスを食べながらリモコンに触れるとリモコンが故障する! その理由と対策

ポテトチップスを食べながらTVを見るのはお好きですか?

ポテトチップスをお供に映画鑑賞は何よりの贅沢ですよね。

 

走る園児
走る園児

でも、ポテトチップスを食べながらリモコンに触れると

リモコンが故障することがあるのをご存じでしょうか?

なぜ? ポテトチップスを食べながらTVを見るとリモコンが壊れるのか?

その原理と対処法について解説します。

リモコンの動作原理

走る園児
走る園児

まず、リモコンが動作する原理を簡単に解説しますね。

リモコンの中には基板という緑色の板の部品が入っています

この基板には電気が流れる道(パターン)が設けられています。

ボタンを押していない状態では、この電気が流れる道が途中で切れた状態になっているので電気が流れません。

しかし、リモコンのボタンを押すことで、途中で切れた電気の道がつながり、機器を作動させる信号(赤外線)がリモコンから照射されるのです。

ボタンを押すと基板の途切れた道がつながる原理を説明します。

ボタンの底面(指で押す面の反対面)には、電気が流れる材料が塗装されています。

ボタンを押すことで、ボタンの底面と基板上の電気の道がつながるので電気が流れるのです。

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 ポテトチップスでリモコンが壊れる理由

リモコンのボタン触り心地耐久性の良いゴム(シリコーンゴム)が一般的に使われています。

ポテトチップスを食べると指先がポテトチップスの油でベトベトになりますよね。

油でベトベトになった指で、リモコンの操作をすると、指に付いていた油がボタンに付いて、油がボタンのシリコーンゴム内部に浸透します。

走る園児
走る園児

シリコーンゴムは油類を浸透しやすい性質があるのです。

そして、油は電気が流れにくい性質があります

そして、最後にはボタンの底面に油が広がり、電気が流れる塗装面にも広がってしまうのです。

油は電気を通し難い性質があるため、ボタンを押しても電気が流れず、リモコンが動かなくなるのです。

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 対処方法(ボタンに油を付けない)

リモコンを操作するときは指に油をつけないことが大切です。

ポテトチップスはもちろんですが、ハンドクリームも油分が多いので、過剰にハンドクリームを塗った指もポテトチップスを触った指と同じようにリモコンを壊してしまう可能性があるので注意してください。

都度手を洗ってからリモコンに触れるのが効果的ですが、めんどくさいですよね。

そこでお勧めな方法が、リモコンをラップやビニールなどで包んで使用すればボタンに油が直接触れることが無いので安全です。

難点は見た目が悪くなることは否めません。

対処方法(油がしみ込んでリモコンが動作しなくなった場合)

油がボタンの底面に広がってしまったリモコンは面倒ですが分解しないと直りません。

リモコンを分解して中にある緑色の板(基板)とボタンのゴムシートを慎重に取り出してください。

次に綺麗な布か綿棒に消毒用のアルコールを染ませて、それでボタンの底面とボタン底面に付いた油をふき取ってください。

ふき取ったあとは、しっかり乾燥させてから、リモコンを元通りに組み立てれば完成です。

油が浸透してしまうと大変ですから、ボタンに油類が付着しないように気を付けることが何よりも大切です。

リモコンカバーを取り付けるのも効果的ですが、ほぼすべてのリモコンカバーはシリコーン製なので、リモコンカバーも油を透過する性質があります。

リモコンカバーも確実ではなく、あくまで延命処置である認識をもって使うようにしましょう。

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