新しい乾電池と古い乾電池が混ざってしまって、どれが新しい乾電池か分からくなってしまった経験はないでしょうか?
テスターがあれば新しい乾電池を探すことは出来ますが、
家にテスターがある家なんてほとんどないですよね。
テスターが無くても大丈夫!

簡単にそして確実に新しい乾電池か古い乾電池かを
見極める方法を紹介します

でも、乾電池を落下させて見極める方法だよね~
昔やってみたけど、よくわからなかったよ~
太郎さんが言うように、ネット記事でよく紹介されている「落下させて見極める方法」はテクニックが必要なので、
だれでも簡単に使える方法ではありませんね。

今回ご紹介する方法は、
だれでも簡単に出来る
全く新しい乾電池の見極め方法です。
この記事は約5分で読むことができます!
新しい乾電池と古い乾電池の見極め方法とは
ずばり!それは、シーソ法です。
シーソ法(乾電池の見極め法)
①”新しい乾電池”と”調べる乾電池”を並べて爪楊枝の下に敷きます。(この時のポイントはプラス端子(出っ張りがある方)が上になるように並べます)
②爪楊枝を固定しながら、乾電池のマイナス端子(下側の平坦な端子)を少しづつ同時に押していきます。
③どんどん乾電池を押していくと、シーソーのようにプラス端子側に倒れます。その倒れるタイミングが新しい乾電池と比較して早いか遅いか同じかで調べたい乾電池が新しいか判別できるのです。
④シーソー法の判定は?
古い乾電池です
新しい乾電池です
なぜ? 新しい乾電池と古い乾電池がわかるのか?
乾電池を使用すると乾電池の重心が少しプラス端子側に移動することを利用しているのです。
乾電池を使うと重心が移動するのはなぜ?
乾電池は化学反応によって電気を作り出しています。
この電気を作り出す化学反応をすればするほど、プラス極の材料は電解液の元素と結合し体積が増します。
体積が増すということは膨らむことですから、そのままでは乾電池の内部がパンパンになって液漏れなどの不具合を起こし易くなってしまうのです。
乾電池を使うと液漏れするのでは困るので、乾電池メーカは体積増を見越して、あらかじめ体積が増すプラス極の材料にスキマを設けています。
このスキマはプラス端子側にズレた箇所に設けてある場合が多いので、乾電池を使うとプラス端子側のスキマが埋まっていくことで、重心が少しずつプラス端子側に移動するのです。
注意点
このシーソー法による乾電池の見極め方法はとても簡単な方法なのですが、いくつか注意点があります。
注意1)アルカリ乾電池のみに有効
マンガン乾電池は内部構造、化学反応がアルカリ乾電池とは全く異なるので、シーソー法は使えません。
シーソー法はアルカリ乾電池のみに有効です。
注意2)比較する新しい乾電池は同じメーカ、型式の乾電池で行うこと
乾電池はメーカ、型式により、重心位置は微妙に異なります。
比較する新しい乾電池は必ず同じメーカ、同じ型式の乾電池を使いましょう。
注意3)100均の乾電池やパナソニック製の乾電池には使えない
プラス極の材料にスキマが設けてあるのは上記以外の日本メーカ製の乾電池のみです。
100均で売られているアルカリ乾電池には体積膨張を吸収するスキマは設けられておらず重心変化が不安定なので使えません。
また、日本メーカでもパナソニック製の乾電池は体積膨張し難いプラス極の材料が採用されているので、スキマは存在せず重心移動は一定ではなく使えませんので注意しましょう。

いかかですか?
注意点を守って一度お試しくださいね
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