ペットボトルはピンキリ! 水筒代わりに使うと良いペットボトルは?

ゆきちゃん
ゆきちゃん

水筒にお茶を入れて外出したけど水筒が無いの。

空のペットボトルを水筒代わりにしようと思うけど、ペットボトルって色んな種類があるじゃない。

どのペットボトルが水筒代わりに適しているのかな?

飲み終えたペットボトルを洗って、家庭で作ったお茶や水を入れて水筒代わりに使っておられる方も多いと思います。

しかし、同じペットボトルと思っていても、もともと入っていた飲料の種類によって、ペットボトルは全く別モノであることを知っている人は少ないと思います。

走る園児
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水筒代わりに適したペットボトルは何か?

注意することは何か?について解説するよ

結論

水筒代わりに最適なペットボトルはワイン用のペットボトルです

ペットボトルとは

ペットボトルのペットとは?

PET(ポリ・エチレン・テレフタレート)というプラスチックを原料としているため、ペット(PET)ボトルと呼ばれています。

PETというプラスチックは3つの元素(炭素、酸素、水素)がつながって出来ています。

プラスチックのPETの化学式は以下のようになります。

カッコ[ ]の中の炭素、酸素、水素の組み合わせがPETです。

カッコ[ ]の右下にnがありますが、nには数字が入ります。

nに入る数字は1でも50でも1000でも何でも良いのです。

つまり、nの数字が小さいPETもあれば、nの数が大きいPETもあるのです。

nの数字の違いをパスタでイメージすると分かり易いです。

nの数字が小さいPETは短いパスタをイメージしてください。マカロニのように1本1本が短いパスタばかりだと、フォークで持ち上げてもバラバラと落ちてしまいます。

つまり、nの数字が小さいPETは分子が短いのでバラバラになり易いのです。

反対にnの数字が大きいPETは長~いパスタ。

長~いパスタの場合は1本1本が互いに絡まり合ってフォークで持ち上げるとまとまって持ち上げることができます。

nの数字が大きいPETは分子が長いのでバラバラになり難く強いPETになります。

nの数を増やすことを、専門用語で「重合」といいます。

分子の長さを分子量といいます。

PETは重合すれば、するほど長いパスタ、つまり分子量が大きく、しっかり絡み合って強くなります。

PETと一言で言っても、短くバラバラになりやすいものもあれば、長く絡み合って強いものもあるのです。

ペットボトルの種類

ペットボトルは、中に入れる飲料によって、PETの分子量を変えています。

身近なペットボトルで最も分子量が大きく強度が強いペットボトルが炭酸飲料用のペットボトルです。

炭酸飲料が入ったペットボトルは炭酸飲料から出るガスにより、ペットボトルの内部の圧力が高くなります。

分子量が小さく強度の弱いPETを使えば、内部の圧力に負けてペットボトルが破裂する危険があるため、炭酸飲料用のペットボトルは強度の高い分子量の大きいPETを用いて作られているのです。(ボトルの形状も工夫して強度UPしています)

しかし、高い分子量のPETはより重合させる必要があるため製造コストがかかり高価です。

高価なPETをすべての飲料に使うのは勿体ないので、水やコーヒなどのペットボトルは、あまり重合していない安価なPETを用いています。

プラスチックのPETはガラスに比べて軽く持ち運びがし易い利点があるため、ほとんどの飲料がペットボトルに入って売られています。

しかし、PETはガラスに比べて劣っている点があるのです。

強い度数のアルコールに触れていると劣化して脆くなってしまいます。

他にも、ガラスに比べて酸素を通しやすい性質があるため、ワインが酸化してしまうという課題もあり、酒類にペットボトルが使われることは長い間ありませんでした。

しかし、最近では焼酎やワインなど酒類にもペットボトルが用いられています。

これら酒類に使われているペットボトルは水などの一般飲料のペットボトルとは異なる特殊なペットボトルが使われています。

酒類の特殊なペットボトル

アルコールに触れると脆くなるPETの弱点を補うため、酒類のペットボトルは酒類に触れるペットボトルの内面にアルコールに強く、酸素を通し難い素材を薄くコーティングしています。

一度、ワインや焼酎のペットボトルのラベルを見てみてください。

”特殊なコーティングをしている”と明記しています。

水筒代わりに適したペットボトル

酒類のペットボトルはこの特殊なコーティングにより、PETの弱点が無くなり、軽い酸素を通しにくいアルコールを入れても大丈夫完璧なペットボトルなのです。

家庭で作ったお茶などを入れて、水筒代わりにペットボトルを再利用するのであれば、ワインなど酒類に使われていたペットボトルを使うことで、お茶が酸化されるのを防ぎ、長く美味しいお茶を楽しむことができます。

店頭で私はまだ見たことはありませんが、シャンパンなど炭酸の入った酒類がペットボトルに入って販売されるのであれば、強度も高く、特殊コーティングされたスペシャルなペットボトルを使っているはずですので、これを使わない手は無いですね。

ではでは

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この記事を書いた人
走る園児

京都の国立大学工学部卒
22歳:東証一部上場の大手電機部品メーカに入社
29歳:開発部の管理職
35歳:東証一部上場の大手家電メーカに技術者として転職
 専門は電気、機械、金属材料、高分子材料、統計学
 学会・講演会なども活動。
 特に故障原因の解析が何よりの好物!!

ランニングが趣味の園児(エンジニア)です。

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