最悪は爆発する。洗剤を入れては絶対にダメな容器とは?

あまり知られていませんが、洗剤を別の容器に移すことで、爆発事故は多数起こっています。

市販されている洗剤を小分けににするなど、別の容器に洗剤を入れては絶対にダメな容器があります。

走る園児
走る園児

もし、洗剤が爆発することを知らない人は

是非この記事を読んでください。

この記事は5分くらいで読めます。

 

実際に起こった事故事例(東京消防庁HPより)

事例1 <電車内で爆発 乗客16人がケガ> 平成24年10月

東京都山手線の電車内で乗客が持っていた容器が爆発し、乗客16人が受傷うち6名が病院に搬送

事例2 <スーパーレジで爆発 眼球軽傷>

買い物でレジに並んでいたところ、隣の女性客が持っていた紙袋の中の容器が破裂し、飛び散った洗剤が目に入り受傷

事例3 <屋外で爆発・通行人の親子が軽症>

屋外に捨ててあった容器が破裂し、その場を通行中の親子が受傷。

これら3つの事例はあくまで一例に過ぎません。

実際にはもっと多くの事故が起こっていると思われます。

爆発の原因

前項で紹介した爆発事故の事例1~3はすべて同じ材質の容器に洗剤を入れていました。

その容器は、「蓋の付いたアルミ缶」です。

コーヒーの容器として自動販売機やコンビニで販売されている普通のアルミ缶です。

それではなぜ? このような普通のアルミ缶が爆発したのでしょうか?

洗剤はアルカリ性のものや酸性の液体なので、金属に触れると金属と化学反応が起こります。

次の化学式は、アルカリ性の洗剤とアルミが触れることで起こる反応式です。

アルミと洗剤が接触するH2(水素ガス)が発生します。

2Al(アルミ)+{2NaOH6HO}(アルカリ性洗剤2Na[Al(OH)3H(水素ガス)

この反応は継続的に起こりますので、どんどん水素ガスが発生します。

水素ガスが発生しても蓋を閉めていない場合は、発生した水素ガスはどんんどん大気開放されますので、爆発の危険はありませんが、蓋を閉めた状態の場合は、発生した水素ガスがどんどん溜まり、缶の内圧が上昇します。

そして缶の内圧がアルミの強度を超えた瞬間にアルミ缶が爆発するのです。

これはアルミだけでなくスチール(鉄)缶でも同じです。

また、洗剤は酸性でも同じように水素ガスが発生しますので爆発します。

事故防止のためには

金属缶が爆発するためには以下の3つの要因が必要です。

爆発 =「洗剤」+「金属缶(アルミ・スチール)」+「蓋」

3つの要因のうち、ひとつでも条件が揃わなければ爆発は起こりません

爆発事故を起こさないために守るべきことを記します。

①洗剤は別の容器に移し替えない

アルミ缶など金属製の容器は、洗剤と容器が化学反応を起こし容器が爆発したり溶けて穴が開く場合があるので洗剤を別の容器に移し替えないこと

②金属容器に洗剤を入れる場合は蓋は絶対にしめない(開けたままにする)

蓋を閉めなければ発生する水素ガスが溜まらないので爆発しない。

ただし、水素ガスは燃えやすいので火気厳禁

走る園児
走る園児

洗剤を別容器に移し替えることは、誰しもやってしまいそうですが、爆発する可能性があり本当に危険。

もし、知らない人がいたら注意してあげてね。

 

記事の最後に東京消防庁の注意喚起のリンクを張り付けていますので是非そちらも読んでね。

東京消防庁の注意喚起

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