エアコンは空気が乾燥するのは嘘! 石油暖房は加湿もしている真実!

こんにちは。 走る園児(走るエンジニア)です。

私は普段、家電メーカで商品開発のエンジニアをしています。

エアコンの暖房は部屋が乾燥するので苦手!と思っておられる方もいると思います。

今回の記事はエアコン暖房が乾燥する理由

そして、石油暖房機器そのものが加湿器の役割もある理由を説明します。

エアコンは空気が乾燥するは嘘!

エアコンの暖房は部屋が乾燥するので苦手だわ

エアコンの暖房は部屋の空気をそのまま温めてるだけですよ。部屋の空気中の水分は全く減っていません。

乾燥したように感じているだけなのです。

乾燥したように感じているだけなの?

空気が乾燥しているとか、潤っているとか、人は感覚で感じているのです。

空気中の水の量が多くても乾燥していると感じたり、反対に水の量が少なくても潤っていると感じているのです。

えっ! どういうこと?

分かり易いようにクイズで解説しますね。

それでは、クイズです!

次のAとBのどちらが水の量が多いでしょうか?

容器の大きさが違うだけで、どちらも100ccの水が入っているのね。

答えは、A、Bとも同じじゃないかしら?

正解です!

どちらも水の量は100ccだから同じです。

 

それではもう一つクイズです。

水の量ではなく、AとBどちらが水が少なく感じますか?

うーん。水の量は100ccなので全く同じだけれども、

大きい容器のBの方が見た感じは少ないように見えるわね。

答えはBかしら?

そう正解です。

同じ水の量でも、小さい容器に水がいっぱい入っているAと

大きい容器に半分だけ水が入っているBとでは、

Bの方が容器に空いている部分があるので

少なく感じてしまうのです。

これは人の感覚なのです。

 

エアコンを使うと空気が乾燥するように感じるのは、

これと全く同じ感覚によるものなのです。

えっ?どういうことかしら??

空気は温度が高くなると、空気の中に蓄えられる水の量が増える性質があります。

つまり、空気が温まると容器がどんどん大きくなるのです。

 

この空気中に水を蓄えられる容器の大きさは目では見ることはできませんが、人は感覚的にそれを感知しています。

人は空気中の実際の水の量ではなく、空気中に水を蓄えられる容器の大きさに対して、どのくらい水が入っているか。その比率を湿度として感じているのです。

 

 

そうなのね

エアコン暖房で空気が温かくなると、容器が大きくなるので、水の量が同じなら比率は下がってしまうので、乾燥しているように感じているのです。

エアコン暖房が空気を乾燥させているわけではないのね。

空気が温かくなったから水分が減ったように感じただけなのね

よくわかったわ。

石油暖房機器は暖房と加湿を同時にできちゃう

石油暖房機器を使えば、暖房と加湿を一緒にできますよ。

えっ?

石油暖房機器って、灯油ストーブ、灯油ファンヒータのこと?

そうです。

灯油(石油)を燃料にした暖房機器のことです。

灯油ストーブって灯油を燃やしているだけだから、加湿なんてしてないわよ!

確かに暖房は出来ているけど、加湿はしていないわよ

まあまあ、落ち着いて。

本当に灯油を燃やすだけで加湿しているのですよ

そもそも灯油は何で出来ているか?知っていますか?

灯油って石油の一種じゃない!

つまり油よね。

その通りです。

灯油は石油からできた油なのです。

この油は「炭素」と「水素」という2つの元素が組み合わさって出来ているのです。

炭素?水素?

子供のころに理科で習ったわ^^

次にモノが燃えるということは、どういうことかわかりますか?

??

モノが燃えるということは、簡単に言うと「モノが酸素と引っ付くこと」です。

つまり、灯油が燃えるということは、灯油の材料である「炭素」と「水素」それぞれが「酸素」と引っ付くことなのです。

燃えると熱いけど、酸素と引っ付くと熱くなるの?

そうなんです。

酸素と引っ付くと「酸化熱」と呼ばれる熱が発生するので熱くなるのです。

使い捨てカイロも袋の中に入っている「鉄」が「酸素」と引っ付くことで「酸化熱」が発生することを利用しているのですよ。

酸素と引っ付くことで熱くなるのね。わかったわ。

でも、加湿しているとはどういうことなの?

加湿は酸化熱とは関係ありません。

酸素と引っ付いたことで出来た物質がポイントなのです。

「炭素」ですが、「酸素」と引っ付くと「二酸化炭素」になるのです。

「水素」は「酸素」と引っ付くと「水」になります。

 

つまり、灯油は燃えることで「熱」と「二酸化炭素」と「水」が出来ているのです

驚いたわ!

油を燃やすと、水が出来ていたなんて!

水といっても、水蒸気という気体の水が常に生成されています。

だから、灯油ストーブや灯油ファンヒータを使うと暖房とともに加湿も出来ているので、エアコンのように部屋が乾燥したように感じないのです。

灯油ストーブ、灯油ファンヒータすごいじゃない!

暖房と加湿を同時にできるなんて!

暖房機器は石油暖房機器一択ね^^

まってください!

どんなものでも、メリットあれば必ずデメリットがあります。

次に石油暖房機器のデメリットもお話しします。

石油暖房機器のデメリット

灯油を燃やすと「水」だけではなく「二酸化炭素」も出来てしまうのです。

二酸化炭素が増えた部屋にいると頭がぼーっとしたり、体調に不調をきたします。

このような二酸化炭素が増えることを、空気が汚れるなんて表現で言ったりします。

増えた二酸化炭素は換気して、空気を入れ替える必要があります。

つまり、石油暖房機器は換気必須の暖房機器であり、これが大きなデメリットです。

他にも灯油ストーブの火災リスクも無視出来ません。

燃焼させていますので、可燃物がストーブの近くにあると発火して火事になる危険性があり、火災リスクに配慮した使用がです。

事実、石油暖房機器による火災は多く発生しています。

確かにそうね。

加湿できるメリットはあるけど、定期的な換気や火災の心配はデメリットね。うーん。

 

それに灯油が無くなると補充しなくてはダメだし。

結構手間がかかるわね。

そうなんですよ

何事も良いことがあれば悪いこともありますから。

 

個人的には、給油の手間や定期的な換気、安全性を考えるとエアコン+加湿器が総合的に良い選択のように思います。

水を入れる必要がない無給水加湿の加湿器がエアコンと一体化したものもありますよ^^

 

コロナウィルスにも効果があるかも? 石油暖房機器

もう一つ!

まだ真偽については定かではありませんが、

石油暖房機器 特に石油ファンヒータに大きなメリットがあるかも?という情報があります。

どんな情報かしら?

石油ファンヒータを使うと部屋に漂っているウイルスや細菌を無毒化できるというものです。

理屈は簡単です。

石油ファンヒータは部屋の空気を吸い込み、灯油を燃やした熱で空気を暖めるものですが、空気中に含まれているウィルスや細菌が熱で殺されるというものです。

個人的にはそのメカニズムはあり得るのではと思っています。

ウィルス、最近の主成分はたんぱく質。

たんぱく質は高温になると壊れるので、石油ファンヒータの殺菌効果は期待できると思います。

ではでは。

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この記事を書いた人
走る園児

京都の国立大学工学部卒
22歳:東証一部上場の大手電機部品メーカに入社
29歳:開発部の管理職
35歳:東証一部上場の大手家電メーカに技術者として転職
 専門は電気、機械、金属材料、高分子材料、統計学
 学会・講演会なども活動。
 特に故障原因の解析が何よりの好物!!

ランニングが趣味の園児(エンジニア)です。

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