安全で丁寧に作っている電化製品はここだけをチェックしたらわかります。

こんにちは。 走る園児(走るエンジニア)です。

私は普段、家電メーカで商品開発のエンジニアをしています。

新しい電化製品を選ぶ時って楽しいですよね。

私は家電量販店に行き、あれこれと新しい製品を物色するのは大好きですね。

ところで、新しい家電を購入する際、みなさんは何をチェックして購入されていますか?

多くの方が、次の3つをチェックして選んでおられるのではないかと思います。

①性能、②デザイン、③価格

実は、あまり知られていないのですが、その家電の品質、安全性をチェックするのに一番わかりやすい箇所があります。

その箇所とは、製品のしっぽ です。

そうです! 製品の背面から飛び出している電源コードです。

 しっぽのどこをみたら良いのか?

しっぽの先(電源プラグ)

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見る箇所: しっぽの先(電源プラグ)

見る箇所は、電源コードの先(電源プラグ)です。

電源プラグのどこを見るかというと、

コンセントに差し込む2枚の先刃(金属板)の間に色の異なる樹脂があるかを確認します。

写真の場合、グレーの樹脂があるほうが良い電源プラグです。

(白い電源プラグの場合は黒や灰色の樹脂などになっています)

 なぜ?色が異なる樹脂がある方が良い電源プラグなのか?

トラッキングって現象をご存知でしょうか?

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トラッキングによる発火 【出展先:NITE_HP】

電源プラグをコンセントに差していたら、コンセントから発火する現象です。

トラッキングによる火災事故は毎年多く発生している非常に恐ろしい現象です。

このグレーの樹脂はトラッキングが起こりにくい樹脂なのです。

 トラッキング現象とは?

電源プラグとコンセントの間の隙間に埃が少しづつ溜まり、その埃が湿気を吸って電流が流れます。

電流が流れることで電源プラグの樹脂が炭化し、炭化した樹脂に大電流が流れることで一気に発火する恐ろしい現象です。

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 なぜ?色が異なる樹脂がある方が良い電源プラグなのか?(続き)

メーカの設計者はできるだけ安く製品を作ることが求められます。

だから、製品に使う部品はできるだけ安価なものを選択しています。

しかし、全て安価な部品ばかりを選んでいたのでは、安っぽい製品になってしまうので、お客さんが購入してくれません。

だから、メーカの設計者は、お客さんがチェックする部分にはコストをかけて、見栄えを良くし、お客さんがあまりチェックしない部分はコストをかけないようにしています。

電源コードなんてチェックするお客さんはいませんよね!

その結果、メーカは電源コードは安いものを選ぶ傾向があります。

でも、製品の安全性をしっかり考えているメーカは、お客さんがチェックしないものであっても、お金をかけて安全で良いものを作っています。

電源プラグをチェックするだけで、その製品を作っているメーカの心意気が分かるのです。

これから家電を買うときは、製品の電源コードをチェックしてみて下さいね^_^

ではでは
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この記事を書いた人
走る園児

京都の国立大学工学部卒
22歳:東証一部上場の大手電機部品メーカに入社
29歳:開発部の管理職
35歳:東証一部上場の大手家電メーカに技術者として転職
 専門は電気、機械、金属材料、高分子材料、統計学
 学会・講演会なども活動。
 特に故障原因の解析が何よりの好物!!

ランニングが趣味の園児(エンジニア)です。

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