圧力計の原理は吹き戻し! 分解したら先人の知恵を感じることが出来た

ボイラーやコンプレッサーなど

気体や液体を圧縮する機械には圧力を確認をするための圧力計が必ず使われています。

圧力計はアナログの時計のような文字盤があり、針が指した数字を読むことで圧力を知ることができます。

なぜ?圧力に合わせてこの針が動くのか?

走る園児
走る園児

おもちゃの吹き戻しの原理を使っているのです。

吹き戻しとは

口にくわえて吹くとスルスルと伸びて、吹くのをやめると先からクルクルと戻ってくるちょっと懐かしい昔のおもちゃです。

皆さんも遊んだ経験があるのではないでしょうか?

吹き戻しの里のホームページ

圧力計の原理

走る園児
走る園児

圧力計を分解すると吹き戻しが入っているんだよ

圧力計を分解してみよう

この圧力計を分解してみたいと思います。

走る園児
走る園児

先ず、ガラスとカバーを外しました

次は文字盤を外してみましょう。

走る園児
走る園児

文字盤を外すとこんな感じです

この外周をぐるっと囲むように銅色の部品が見えてきました。

走る園児
走る園児

この銅色の部品が金属でできた吹き戻しです。

どのように針が動くのか?

原理をイラストにしてみました。

吹き戻しを吹くと丸まっていた吹き戻しは真っすぐになろうとします。

金属製の吹き戻しも同じです。

吹くと(圧力が加わると)、金属の吹き戻しも真っすぐになろうとします。

この真っすぐなる力は吹く力(圧力)が大きいほど強なります。

つまり、圧力に比例します。

吹き戻しの反対側の先端は歯車につながっていて、

真っすぐになろうとすると歯車が回転するようになっています。

歯車の回転に合わせて針が動き、針が圧力を示します。

これが圧力計の原理です。

この金属製の吹き戻しは発明したフランス人の名前をとって「ブルドン菅」と呼ばれています。

走る園児
走る園児

1849年にブルドンさんが発明したんだよ


 

 

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