意外と知らない身近な危険物! 失明のリスク有り 運動場のライン引きの白い粉 

学校の運動場のライン引きでよく使われている白い粉

子供の時には気にせずに触っていたのではないでしょうか?

実はこの白い粉は非常に危険な物質なのです。

白い粉が原因で失明する事故も起こっています。

走る園児
走る園児

身近にあるけど危険なものって結構あるのです。

学校でよく使っている「白い粉」も身近な危険物

目や入ったり触ってしまった場合の対処について解説するよ。

ライン引きの白い粉の正体

通称は石灰と呼ばれていますが、正式名称は消石灰(水酸化カルシウム)と言われる薬品です。

消石灰(水酸化カルシウムCa(OH)2非常に強いアルカリ性で、目に入ると角膜や結膜を損傷し、目に障害が残ることもある危険な物質です。

強いアルカリ性の物質はたんぱく質を分解します(溶かします)

風で舞い上った消石灰が目に入り、子どもたちの目に障害を起こしたり、転倒した際に皮膚に触れて炎症を起こすなど、かつての学校では多くの事故が起こっていました。

国民生活センター報道発表H23.10.6

消石灰が原因と知らずに目の障害や皮膚の炎症に悩んでいた人も多かったと思われます。

現在は危険性が低い粉に切り替え中です・・・

危険な消石灰を学校で使っていたため多くの事故が発生したことをキッカケに2007年ライン引きの白い粉は危険性の低い石灰(炭酸カルシウム)に切り替えるよう文部科学省から指導が入りました。

現在は文部科学省の指導の効果でライン引きの白い粉を石灰(炭酸カルシウム)に切り替えている学校が増えてきていますが、危険な消石灰の方が安価であることや、運動場に撒いても風で飛びにくくライン引きとして使い勝手が良いこともあり、一旦は安全な石灰に切り替えたものの、危険な消石灰に戻した学校もあるそうです。

現在も注意が必要です

ライン引きの粉が危険だったのは過去のことで、現在は安全だ!とは思わないことが大切です。

安全な石灰(炭酸カルシウム)に切り替えた学校は増えましたが前項に記したように未だに危険な消石灰を使っている学校もあるので100%安全とは思わないことが大切です。

消石灰は農業分野では土壌のpH調整に現在も多用されており、ホームセンターでも簡単に購入できますし、消石灰の袋には「運動場のライン引きにも使える」と記述しているものも多いので学校関係者が知らずに購入してしまう場合があるのです。

また、たとえ炭酸カルシウムに切り替わっていたとしても消石灰より危険性は低いですが全くの無害ではありません。

炭酸カルシウムも弱アルカリ性ですので、目や皮膚に多少のリスクは残っており、万が一、目に入ったときには直ぐに目を洗い、必要あれば早めに眼科で治療を受ける必要があります

まとめ

運動場のライン引きの白い粉は安全であるとは思わずに、できるだけ触らないようにする!
目に入らないように注意する。もし目に入ったら直ぐに水で目を洗う。

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この記事を書いた人
走る園児

京都の国立大学工学部卒
22歳:東証一部上場の大手電機部品メーカに入社
29歳:開発部の管理職
35歳:東証一部上場の大手家電メーカに技術者として転職
 専門は電気、機械、金属材料、高分子材料、統計学
 学会・講演会なども活動。
 特に故障原因の解析が何よりの好物!!

ランニングが趣味の園児(エンジニア)です。

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